【五輪】バスケットボールと3×3の違い
東京2020の新たな種目、3x3を観戦していますでしょうか。
3x3は、いわば、3人制のバスケットボール。
5人制のバスケットボールと違って、攻守の切り替えが早く、スピーディーなのが魅力でしょう。
私は、普段、バスケットボールと3x3の両方を楽しんでいます。
そこで、実感からの違いを少し紹介します。
まず、ボール。これが違います。
バスケットボールは7号ボールを使いますが、3x3のボールのサイズは6号。
ただし、重さはいっしょということで、3x3のボールはズッシリと重みを感じます。
あと、3x3のボールは良く跳ねるという印象です。
東京2020の試合でも、ポスト下でのイージーなシュートミスが割と見られます。
ボールがよく跳ねるので、リングに当たったら、リングの外にボールが出やすい印象です。なので、リングの中にうまく入らないと、なかなかバスケットできません。
人数の違いから、戦略・戦術も違ってきます。
バスケットボールの場合、味方5人に対してボールが1個なので、攻守共にサボろうと思えばサボれます。
といいますか、常にオフェンス、ディフェンスに全力を尽くして、コートを行ったり来たりするのは大変なので、適度に手を抜いたりします。あくまで素人バスケの話ですが。
3x3の場合は、3人なので、サボることがなかなかできません。すぐにボールが飛んできます。ただ、コートがハーフコートなので、走って戻る必要はありません。
どっちが大変かというと、微妙です。
3x3の場合は、息つく暇がないですからね。ゾーンディフェンスが基本のバスケットボールの場合は、ディフェンス時に一息つくことができます。
しかし、3x3はマンツーマンが基本なので、常に対面の選手を追いかけなければなりません。鬼ごっこの要領です。これはかなり疲れます。
メンタル面でいうと、5人制のバスケットボールだと、シュートを落としたり、パスやドリブルでミスをすると味方に対して罪悪感を感じます。
しかし、3x3の場合はそれが少ないような気がします。味方を自陣まで走らせる必要がないからかもしれません。
なので、3x3だと、思い切って外からシュートを打ったり、1対1で勝負したりすることができます。
バスケットを純粋に愉しみたい、テクニックを向上させたい、というのであれば、3x3はオススメです。反面、未経験者にはキツイかもしれません。
一方、5人制のバスケットボールの醍醐味は、チームとしての一体感だと思います。メンバーを見て、役割を認識して、プレーして勝利する、というのが、なんとも楽しいです。
要は、戦術面での楽しさは3x3、戦略面での楽しさはバスケットボール、といえるでしょうか。
バスケットボールと3x3は目的は一緒(バスケットにボールをシュートする)ですが、両者は別物であるような印象があります。
東京2020では、そういう目で、バスケットボール、3x3の試合をそれぞれ楽しんでいただきたいと思います。
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