【活用】薬剤師の職能拡大

日経ビジネス（No.2098, p.11）にて、薬剤師の利活用について触れています。

COVID-19向けワクチンの打ち手に、薬剤師の活用が検討されました。

けっきょくは、救急救命士と臨床検査技師が認められ、薬剤師については見送られました。

記事では、ワクチンの打ち手はともかくとして、薬剤師ができることをもっと増やした方がよい、と提言されています。

今の状況はわかりませんが、私が新卒で製薬会社に入社したときは、同期のほとんどが薬剤師でした。男女関係なく、７割ぐらいだったでしょうか。

男性社員の場合は製薬会社に勤務し続け、女性社員の場合は勤務し続ける場合もあれば結婚を機に退職する場合もあったと思います。

家庭に入り、育児が一段落したとして、再び働きはじめるかといえば、そういう薬剤師は少ないと思います。

配偶者の収入が良い場合がほとんどなので、再び働く理由がないというのが大半ではないでしょうか。

もちろん、働く・働かないは個人の自由ですが、優秀な人材が埋もれているのはやはり勿体ないですね。私どもを含めて、薬剤師を雇用したいと思うところは多いと思います。

これは薬剤師に限った話ではないのですが、有資格者の職能拡大よりも、在野の優秀な人材の掘り起こしの方が重要な気がします。

そのためには、配偶者控除の枠を増やし、所得税率を減らすことが肝要かと。代わりに、消費税率が増えるのは仕方がないのかもしれない、と思っています。

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弁理士　森本　敏明

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