【営】 スタッフの役割

モリモト特許商標事務所と（株）モリモト・アンド・アソシエーツは、３名の役員と２名の正社員の合計５名のスタッフからなります（２０１２年８月２９日現在）。

２名の正社員の内訳として、１名が総務部に、もう１名が技術部に所属しています。もちろん、２人とも常勤者で、毎日元気よく事務所へ出勤しています。

技術部員は主に私の実務の補助を務めています。といっても、一つ一つ教示しながらということもあり、今はスピードを求める時期ではありません。それよりも、基礎的なことを、確実にじっくりと身につけて欲しいと考えています。スピードは質が伴ってはじめて意味をなすのですから。

総務部員には私の経営の補助を含めて事務全般を担当してもらっています。特に保険関係では大きな役割を担っています。当社は社会保険を完備しているので、その分、手続も増えるのですね。

２人ともまだこの業界に不慣れな部分がありますが、それでも毎日がんばって働いています。こう書くと身内に優しいようですが、私は自覚があるとおり、むしろ厳しい方でしょう。指示も細かく出すようにしています。これには理由があって、仕事の質は指示の細かさにあるのだと信じているからです。仕事が粗い場合は、それはその人の能力というよりも、指示が足りていないから起こるのだというのが私の考えです。

もちろん、私も実務をしている身ですから、毎度毎度細かな指示を出すのはなかなかに骨が折れるもの。とはいえ、１度やったことを、円滑にミスなくもう１度するというのは意外に難しいものです。そこで、当社では私が指示して実施した業務については、マニュアルとして文書化することを徹底しています。将来的には、ＩＳＯ９００１の取得を考えているので、そのレベルを目指して業務の文書化に取り組んでいるところです。

社内の文書量が品質に直接結びつくわけではありませんが、文書化なくして標準化するのは困難なことです。文書化は毎日の積み重ねによって達成されることなので、全社的にコツコツと前進していきたいと思います。

弁理士　森本　敏明

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