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【考】 人を育てる

仕事でもプライベートでも、人を育てることが大切です。

ここでいう、人を育てる、というのは、あるべき姿に人を導く、ということを意味します。

英語でいうところの、「Leading」でしょうか。

このLeadingを達成するためには、教え込むことと、気付かせることの2つの工程が必要であると考えています。

そのためのスキルが、前者は「Teaching」、後者は「Coaching」になるようです。

このうち、Teachingは、自らの知識や経験を伝授することになります。これは私の得意とするところであり、特段の問題はありません。

一方で、Coachingについては、なかなかに難しいですね。こちらについては、本を読んだり、スポーツチームのコーチのやり方をみたり、研修にいったりして、修練を積んでいます。

Coachingの基本は傾聴と質問からなります。その前提として、相手が話をするのを促さなければなりませんが、気持ちよく話させれば良いというものではありません。むしろ、相手にとって話すのを躊躇うこと、つまり、都合の悪いことや気付かなかったことを引き出すことが多くの場合必要になります。そうしなければ、自らの潜在的な心理に気付けないですし、本当に大切なことにも到達できません。

Coachingを勉強していて思ったことは、TeachingとCoachingはしっかりと区別して使わなければならない、ということです。Coachingのつもりが、つい自分の意見をいってしまう、なんてことになるのをガマンしなければなりません。これが最も難しいところです。

人を育てるためには、TeachingでPushして、CoachingでPullする、これを交互に繰り返して、あるべき姿にLeadingする。

理論的にはわかっているのですが、実践するとなるとやっぱり難しいですね。

ちなみに、発明相談でもこれらを駆使して、発明をあるべき姿(権利)にもっていくようにしているのは、いうまでもありませんね。

弁理士 森本 敏明

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