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【探】弁理士の専門分野の調べ方

無料の「J-PlatPat」を利用すれば、弁理士の専門分野を調べることができます。

通常は、専門分野に精通した弁理士や特許事務所を探したいと思ったら、ネット検索すると思います。

ただし、ヒットした特許事務所のウェブサイトを訪れてみても、専門分野がはっきりとしない場合があります。

そういう場合は、「J-PlatPat」を用いて、依頼を検討している弁理士がどういう発明や商標を扱ったことがあるのかを探ることができます。

例えば、弁理士の特許出願の経験を知りたければ、以下のように調べられます。

① 「J-PlatPat」にアクセスして、下記図を参照して、左上の「特許・実用新案」の位置にカーソルを置くと、プルダウンメニューが現れます。その中の「3.特許・実用新案テキスト検索」をクリックします。

モリモト特許商標事務所② クリックして表示された画面のうち、下記図を参照して、調べたいと思う公報の種類を選びます。特許出願の代理を望んでいるのであれば、特許公報に関する上2つにチェックを入れます。特許だけではなく実用新案の経験もみたいのであれば下記図のとおりに4カ所にチェックを入れます。続いて、検索項目として「代理人」を選び、検索キーワードに弁理士の姓名(例えば、「森本敏明」)を入力します。ここで要注意なのが、姓名を分離して入力(例えば、「森本 敏明」と入力)しないことです。姓名を分離して入力すると、姓(「森本」)が一致する代理人と名(「敏明」)が一致する代理人の両方が検索されてくるからです。チェックと入力が終われば、「キーワードで検索」をクリックします。モリモト特許商標事務所

③ クリック後、しばらく経つと、下記図のように検索結果が表示されます。表示された件数又は「一覧表示」をクリックすると、先ほど入力した弁理士が代理人となっている事件の一覧が表示されます。
モリモト特許商標事務所

④ 弁理士の専門分野を探る上で参考になるのは、「発明の名称」と「筆頭出願人」でしょう。特許分類の知識があるのであれば、「筆頭IPC」も参考になるかもしれません。これらを頼りにすれば、弁理士の専門性が類推できます。合わせて、弁理士の書面作成品質をチェックすることもオススメします。個々の事件の文献番号をクリックすれば、書面内容が確認できますので、文章を読んでみて、読みやすく、明瞭であり、冗長ではなく、抽象的な記載から具体的な記載まで網羅しているか、などの観点から品質をチェックしてみてはいかがでしょうか。
モリモト特許商標事務所

弁理士 森本 敏明

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