【説】 セミナーの趣旨

「食品特許のつくり方」解説セミナーの開催日（３月１３日）が、はやいもので来週に迫ってきました。

今回解説セミナーを開催させていただこうと思った経緯ですが、これは書籍の宣伝というよりも、本書「食品特許のつくり方」を読み進めていただく一助になればと思ったからです。

言い方は悪いですが、内容の薄い書籍ならば、ものの１時間や２時間で読み終えることができるでしょう。これは頁数には関係がないと思います。

しかし、ある程度の内容のあるものであれば、読み進めるのには時間がかかります。質・量にもよりますが、１日では難しく、２～３日かかるものが多いのではないでしょうか。

本書「食品特許のつくり方」は、二段組み１８０頁というボリュームです。一見すると、２００頁にも満たない書籍なので、完読するまでに要する時間が短いように思うかもしれません。しかし、お読みいただいた方にはおわかりだと思いますが、１～２時間で読み終えるのは難しいのではないでしょうか。早ければ１日で読み終えることができるのでしょうが、平均２～３日で読み終えることを想定した内容にしております。お伝えしたい内容をギュッと凝縮しているのです。

一方、お忙しい皆様のことですから、一冊の本に２～３日を費やすのは難しいかもしれません。手許には読むべき本が３～４冊は常にあるのではないでしょうか。私も積み本が常時１０冊程度はあります。

そこでつい、「この本はすぐにでも読みたいのだけれど、時間がかかりそうだなぁ。」と思ってしまいます。緊急性があれば別ですが、そうでなければ時間がかかりそうな本を読むのには躊躇してしまいます。そこで、本の内容について事前に情報を得ることができれば、読もうという気になるし、読むスピードもあがるのではないか、と思っています。そして、自分が書いた本については、何よりも読んでいただくために、本の解説を主目的とした今回のセミナー開催に至りました。セミナーにご参加いただければ、まだ本書を読んでいない方であっても、１日程度で完読できるのではないでしょうか。

なお、セミナーの参加者の中には本書を未だ購入されていない方もいます。もちろん、本書の未購入者、特に購入する予定がない方でもセミナーへの参加はＯＫです。元を正せば、本書は食品特許に興味をもっていただこうと思って書いたわけですから、セミナーを受けて食品特許に興味をもっていただければ、本書の目的が達成できます。

積み本を減らす、食品特許について知りたいという理由であっても、今回のセミナーにご参加いただければ幸いです。まだ定員に達しておりませんので、皆様のご参加をお待ちしています。 

弁理士　森本　敏明

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