【知】 「食品会社の特許戦略マニュアル」上梓
拙著「食品特許のつくり方」の改訂版となる「食品会社の特許戦略マニュアル」を上梓しました。
昨年7月にこのブログでお知らせしていたものですが、上梓するまでに半年以上がかかってしまいました。
時間がかかった理由としては、全体的に見直して、無駄を省くとともに、必要と思われる事項を追記したからです。
特に、第5章と第6章の前半は今回新しく追加した事項です。
これらは、食品の用途特許、製法特許の有効性、特許明細書における官能評価の記載、食品特許の影響力などに関するものです。
頁数のわりに値段が、と思われるかもしれませんが、その分、情報を凝縮しています。
有料のセミナーに参加いただくことを考えれば、リーズナブルなのではないでしょうか。
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本書の特徴は、食品特許の唯一の専門書ということにあると思います。
また、著者が実務に日々携わる現役の弁理士であることから、本書は実務的な内容に特化している点も、特徴の一つといえるでしょう。
さらに、本書では、食品特許ということをアピールしたく、法律系図書を扱う出版社さんからではなく、食品図書を専門とする幸書房さんから出版させていただきました。
食品の研究開発や製造に携わる方で、幸書房さんが刊行する図書を読んだことがない、という人はいないと思います。また、食品を扱う弁理士であれば、幸書房さんが刊行する図書はなんらかの形で触れたことがあるのではないでしょうか。私どものところにも、参考資料として、幸書房さんが刊行する図書はたくさんあります。
こういった事情から、本書は、法律寄りというよりも、食品寄りの内容になっています。そして、専門用語を使うとしても、文章をなるべく平易にしています。これを実現するために、著者-出版社間の校正作業に多くの時間を費やしました。これもまた本書の特徴ではないでしょうか。
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専門書の場合は、小説などの文芸書と違って、版を重ねるごとに情報が蓄積され、より上等なものになります。
本書が皆様に受け容れられ、ご愛顧いただけることにより、数年先に新版を上梓できるようになることを心から願っています。
個人的には、食品特許を含めて、片手の指の数に納まるテーマの書籍を上梓して、可能な限り版を重ねることがちょっとした夢でもあります。
紀伊国屋や丸善などの大手書店さんでは本書を手にすることができます。ネット書店では大体どこでも扱ってくれていると出版社から連絡を受けています。
何卒、宜しくお願い致します。
弁理士 森本敏明
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