【医薬】COVID-19関連の承認医薬品
COVID-19に関連した医薬品について、少し調べてみました。
2021年5月末日までに、日本国において承認を受けたCOVID-19関連の医薬品は以下のとおりです。
(承認日/薬名/販売名/会社名/適応症)
・2020/5/7/レムデシビル/ベクルリー/ギリアド・サイエンシズ/SARS-CoV-2による感染症(重症患者を対象に限定)
・2021/2/14/コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2)/コミナティ/ファイザー/SARS-CoV-2 による感染症の予防
・2021/4/23/バリシチニブ/オルミエント/日本イーライリリー/SARS-CoV-2による肺炎(ただし、酸素吸入を要する患者に限る)
・2021/5/21/COVID-19 mRNA vaccine (nucleoside modified)/COVID-19ワクチンモデルナ/武田薬品工業/SARS-CoV-2 による感染症の予防
・2021/5/21/ChAdOx1-S(recombinant)/バキスゼブリア/アストラゼネカ/SARS-CoV-2 による感染症の予防
COVID-19に罹患して、症状が現れたときに処方されるのがベクルリーとオルミエントの2種。
感染予防のワクチンは、コミナティ、COVID-19ワクチンモデルナ、バキスゼブリアの3種ということになります。
このうち、コミナティとCOVID-19ワクチンモデルナはRNAワクチン、バキスゼブリアはウイルスベクターワクチンです。
一般的なインフルエンザワクチンのようなタンパク質(抗原)ワクチンとは違うというのが特徴でしょうか。
現在承認を受けている3製品は、総じて、2回接種することとされています。
接種間隔はそれぞれですが、RNAワクチンの2製品は3~4週間、ウイルスベクターワクチンであるバキスゼブリアは8週間以上(最大12週間)の間隔をおいて接種することが好ましいとされています。
ただし、こちらによりますと、現在接種可能なのはコミナティとCOVID-19ワクチンモデルナのRNAワクチン2製品ということになっているようです。
上記3製品に対して、ジョンソンアンドジョンソン社のワクチンは1回接種型。タイプは、ウイルスベクターワクチンです。
ただ、日本では未だ承認されておらず、承認時期についてもなんともいえない状況でしょうか。
バキスゼブリアの接種が開始されるようになると、またワクチン接種のスピードが上がるようになるかもしれませんね。
■ ■ ■
本記事を含め、当ブログの内容についてご意見・ご質問のある方は、Twitterにて、ハッシュタグ「#モリモトブログ」をつけて、気軽につぶやいてください。
当所の公式アカウント(@pa_morimoto)に直接メッセージをいただいても結構です。
いただいたご意見・ご質問は、Twitterにて、あるいは当ブログにて回答させていただく場合があります。
宜しくお願い申し上げます。
弁理士 森本 敏明
To the NEXT STAGE ~知的財産を活用して次なる段階へ~
>>> [化学、バイオの特許出願なら] モリモト特許商標事務所
>>> [化学、バイオの特許調査なら] (株)モリモト・アンド・アソシエーツ
他の弁理士の皆様のブログはこちら↓
http://samurai.blogmura.com/benrishi/