【言】 切餅事件の行方
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日経ビジネス5月7日号に、佐藤食品工業株式会社の社長であられる、佐藤元氏の発言記事が掲載されています。知財業界に身を置く者としては非常に興味く拝読させていただきました。
社長の発言は、当然、判決内容や審理経過が納得いかないものであるということ。本記事は、世論の反応を狙ったものなのかもしれません。
先日のブログでは、切餅事件の終局判決について、出願経過等も含めてセミナー形式で解説する予定と書きました。しかし、本件に関しては、原告と被告との間で、特許権侵害訴訟以外にも、判定、無効審判、審決取消訴訟など激しい攻防がなされています。そして、今回の日経ビジネスの記事。情報量が膨大ですので、改めて「食品工業」の連載記事の中で本件について扱いたいと思います。
先使用権が認められるにはどのような証拠を用意すべきか、判定を請求する意義は何か、無効審判を請求する時期はいつが良いのか、侵害訴訟や無効審判で用いるべき証拠の内容や提出時期はどのようにすればいいか。本件を慎重に検討することで、これらの疑問に対する回答が得られるような気がします。
弁理士 森本 敏明
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