【励】 弁理士仲間との勉強会
昨日は、気のあった弁理士の仲間との勉強会の日でした。
知的財産、そして恋バナが盛り上がる、気心が知れた仲間、というより友人たちとの勉強会。ざっくばらんに発言でき、勉強にもなるし、刺激にもなる、そんな素晴らしい勉強会です。
「結婚すべきか、同棲すべきか」という恋バナはさておき、勉強会のテーマは、「切餅事件」。
この事件を通して、
・特70条1項、2項の解釈
・クレーム、明細書、図面には、「なにを」、「どこに」、「どのように」書くべきか、あるいは書かざるべきか
・出願経過参酌を踏まえた、意見書・補正書の記載の程度
・ 裁判所と特許庁とのダブルトラック
・侵害訴訟の進め方・戦略
などについて、各人が普段実務で悩んでいること・疑問に思っていることを交えながら、議論を交わしました。非常に充実した時間で、成長の糧になる勉強会になりました。
扱った事件は一つですが、その見方や得られる知見は、各人によって違います。むしろ、違わなければならないのかもしれません。判決文に書かれていることを、「ふんふん」と読み進めるのは誰でもできて、それだけでは何の力もつきません。通常の特許実務や常識的な観点、他の事件との関連性などを踏まえて、批判や賛同を試みてこそ、勉強にもなるし実務に活かせると思います。この辺が、判決文に書かれていることをそのまま踏襲しなければならない弁理士試験とは違うところでしょうか。
自らの視点、そして勉強会で得られた気付きを踏まえて、本事件を含む食品発明に関する特許権侵害訴訟の講演を9月に実施する予定でいます。日程だけは確定していて、9月15日(土)14:00からです。会場は、主催者様によって調整中です。
また、切餅事件を総括する記事も、連載させていただいている食品工業誌の8月号か9月号に間に合うように執筆する予定でいます。
今回の勉強会を経たことにより、より良い講演・記事をなすことができることは確実です。食品関係の皆様、楽しみにお待ち下さい。
弁理士 森本 敏明
知的財産による「急成長」の実現へ、
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