【感】 特許・情報フェアに参加して
日替わりで、3人のスタッフで特許・情報フェアに行ってきました。
今回特許・情報フェアに参加した主な目的は2つ。
(1)特許調査用ツールの最新情報の収集
(2)目新しい知的財産権に関連するサービス・商品の情報収集
初日の午前中は来場者がまだ少なく快適に各ブースを回ることができたのですが、2日目と最終日の午前中は活況で、なかなか思いどおりに話が聞けなかったように思います。
(1)については、STN、HYPAT-i2、Thomson Innovation、PatentSQUAREなどのツールの最新情報を説明してもらいました。
STNの新プラットフォームが利用者にどのような契約体系で提供されるのか気になっていましたが、まだ構想段階のようです。
HYPAT-i2は、3ID、3万円の定額制で、検索結果に付与したメモ情報をID間で共有する機能があるとのことです。グループで調査するにはなかなか良い機能ですね。
Thomson Innovationは、各国の公報の言語を英語に統一したものが収録されており、同じ検索式を用いて複数の国の特許情報を検索をすることができるというのはアドバンテージですね。また分類の付与が適切でない公報への分類の再付与も行っているとのことです。
PatentSQUAREは検索結果に付与したメモ情報を最大350人まで共有できる機能があることや検索結果を表示すると各国のファミリー情報を見ることができるなど、どちらかといえば企業向けの機能が充実しているという印象です。
(2)については裁判の経過情報を提供しているブースがあったぐらいで、その他には目新しいサービスはなかったように思います。
審決や裁判例を様々な観点で検索できるシステムはないかなと思っていたのですが、こちらも見当たりませんでした。
特許公報に記載の情報だけでなく、審決、裁判例、審査経過書類などを検索できるツールやデータベースがあってもよいように思います。ニーズはないのでしょうか。
展示会全体としては、某社の影響からか特許管理システムを前面にアピールしているブースが多い印象を受けました。また、そういったブースは概ね盛況に見えましたね。
スタッフ一同
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