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【試験】弁理士志願者の統計

 

7月18日(日)は、弁理士短答式筆記試験でした。受験生のみなさま、お疲れ様でした。

 

それに先だって、特許庁は弁理士志願者統計を公表しています。少し意外だったので、紹介します。

なんといっても、志願者数が増えているのが意外でした。

これまで減少の一途だったのですが、今年は増加に転じたようです。

理由は定かではありませんが、やはりCOVID-19の影響でしょうか。

実際、会社員の受験者数が増加しています。テレワークで時間ができたのか、はたまた会社の帰属意識が減少したのか。なんとも興味深いです。

学生の受験者数も増えています。こういう世の中になって、手に職を、という考えが芽生えているのでしょうか。あと、公務員の受験者数の増加は何を物語っているのでしょう。普通に考えれば、特許庁任期付き審査官の受験志願者が増えたのだと思います。

一方、特許事務所勤務者の志願者はそれほど増えていません。他の職業とは違って、COVID-19を引き金に受験しよう、という意識はないのかもしれません。

年齢別でみると、会社に残るかどうかを考える50代、将来どういう道に進もうかと考える20代の志願者が増えています。代わりに、30代、40代は静観という様相でしょう。

性別でいえば、女性が増えており、理文でいえば文系が増えています。

さらに、毎年20人以上が受ける大学出身者よりも、その他の大学出身者が多いのも特徴でしょう。

これまでの弁理士試験の受験者層とは少し異なっているようにも思えます。

個人的には、志願者数、そして合格者(弁理士)が増えるのは歓迎です。切磋琢磨、競争があってこそ、業界は活性化するのですから。

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弁理士 森本 敏明

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